偉人に学ぶ─ダメ人間の美学
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■ウィリアム・S・バロウズ(1914〜1997)
┗ジャック・ケルアックらと名前を連ね、ビートニック文学の流れをつくった
アメリカの伝説的作家。
処女作[ジャンキー]や、91年に映画化され話題になった[裸のランチ]等が有名。

処女作のタイトルからも推測できるとおり、麻薬と酒と同性愛に明け暮れた巨匠。
しかしそれくらいのことではダメ人間マエストロには相応しくありません。
この作家のどこら辺がマエストロかと言えば…。

1951年。バロウズ37歳。
彼は酔っ払ったあげく、奥さんと「ウイリアムテルごっこ」なる遊びに興じます。
奥さんの頭の上にシャンパングラスを乗せ…「よぉし!撃つぞ〜」と言ったかどうか
定かではありませんが、実弾で遊んだため、その場で奥さんを射殺。
その後も保釈中に逃亡するわ、奥さん殺してもまだ懲りずに薬漬けだわで大変です。

映画[ドラッグ・ストア・カウボーイ]では、バロウズの姿を見ることも出来ます。
麻薬中毒の神父役。適役ですね。(笑)しかし、笑い事でないのはその存在感。
バロウズ自身、特に変わった風貌ではありません。…役柄を見ても、特にこれと
言ったセリフがあるわけでもなし…。何もない。何もないのに、彼がただそこに
いるというだけで、他者に何かを与えてしまう存在感。

さすが遊びで奥さん撃ち殺しちゃう人は違うぜ!…という事でマエストロに認定。


バ┃ロ┃ウ┃ズ┃っ┃て┃誰┃?┃
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裸のランチ  著/ウィリアム・S・バロウズ
映画化もされた代表作。・・・ぅう〜む、難解・・・。
ドラッグ・ストア・カウボーイ  ガス・ヴァン・サント監督
本文でご紹介した、バロウズ巨匠を見れる映画作品です。

■今日の余談─私の周りのダメ人間達
└「なんで私はナンパされた事がないの?」
と、ぼやく友人K(女性)は誰もが目を見張るような美人…ということはないが、
愛らしく整った顔立ちだ。服装も多少ボーイッシュだがオシャレである。
しかし、確かに今は気軽にナンパされるようなお年頃ではない。
『まぁ、もうそんな年じゃないしね。』と、軽くいなしてみる。
「でも、昔からされた事ないよっ!なんで?一回くらいされてもいいと思わない!?」
じゃぁ言おう。友人Kよ…。ナンパされたいなら、まず…『そのモヒカン止めろ!』

しかし愛すべきダメ人間 友人Kは ナンパもされてみたいがモヒカンもやめたくは
ないらしい。今日も坊主頭に毛をなびかせて、彼氏ができない。何故なんだ。と
自問自答している。


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