偉人に学ぶ─ダメ人間の美学
前の巨匠へ    次の巨匠へ
■キース・リチャーズ(1943〜)
┗ローリングストーンズのギタリスト兼作曲担当。
長い間、キース・リチャードを名乗っていましたが、
現在は本名であるキース・リチャ-ズに戻したようです。

彼の音楽的偉業は、今更私ごときが述べる必要もないでしょう。
もうじき60歳の現在も小尻にジーンズで色気を発しつつ活躍中です。

ここで特筆すべきは、彼のダメ人間的偉業の数々。
麻薬がらみ、女がらみのエピソードは数え上げればキリがありません。
一晩でグルーピー20人とやっちゃった…らしい。とか、ビル・ワイマン、
ミック・ジャガーと仲良くガソリンスタンドの壁に立ちションしてたら
逮捕されちゃったとか…
15人の武装警官に自宅を包囲された経験もあり。

しかし、彼の最たるダメ人間的偉業といえば…[血]でしょう。
この人、麻薬で汚れた自らの血液をスイスの病院で丸ごととっかえてます。
しかも噂では何回も…。血液って…別に自分のものじゃなくても生きて
いけるものなんですね。勉強になります。
当の本人はどう思っているのでしょうか。自分の身を案じないのでしょうか。
そこはマエストロ。
反省するどころか「これでまた麻薬ができるぜ。」と、笑ったりしてるそうです。


聴┃い┃て┃み┃る┃?┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛
── amazon.co.jp
フォーティー・リックス  ローリングストーンズ
デビュー40周年を誇るローリングストーンズの集大成がここに!2枚組ベストです。
ノー・セキュリティ  ローリングストーンズ
97〜98年のブリッジズ・トゥ・バビロンツアーより。マニア必聴!渋い選曲。


■今日の余談─新宿ローリングストーン
└新宿の三丁目界隈をご存知だろうか。
歩き回るだけでも十ニ分にダメ人間気分を満喫できるその界隈には
ロックバーが立ち並び、いかにもなムードを、そこかしこから発している。
その中でも老舗にあたる[ローリングストーン]に何度か立ち寄ったことがある。

鉄条網に囲まれたDJブースからはオールジャンルの音楽が大音響で流れ出る。
週末はエライ騒ぎである。通勤ラッシュの電車内で踊り狂っているような
状態なのだ。長時間いられるはずがない。当然客は外に出て酸素を補給する。

酸素補給はいいのだが、道端に座り込んでマッタリというのはいけない。
今はどうだか分からないが、当時ローリングストーンは三丁目界隈で柄の悪い店
ナンバーワンのレッテルを貼られていたらしく、店長がかなりピリピリしていた。
もしも店長に注意されたら即座に従わなければいけない。キレた店長が
「ここに座るなっつってんだろ〜!」とビール瓶を割るのを見たことがある。
一度キリだが。

そして、今だから白状するが、当時というのは私が高校生の時である。
実家から新宿まで、およそ一時間半の旅だ。社会人の今でこそ一時間半の
距離はたいしたことはないが、その頃は随分と遠くに来た気がした。
しかし、当時の私としては、時間がかかろうが背伸びをしようがなんとしてでも、
学校にはない【ダメ人間】の匂いを嗅ごうと、一生懸命だったのである。


前の巨匠へ  次の巨匠へ
偉人に学ぶ─ダメ人間の美学
いくーこ.com
Copyright(C)2002〜
iku~ko,
All rights reserved.