偉人に学ぶ─ダメ人間の美学
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チャールズ・チャップリン(1889〜1977)
┗ロンドン生まれ。本名「チャールズ・スペンサー・チャップリン」
 山高帽にチョビ髭。片手にステッキのスタイルで知られる喜劇王。
 「黄金狂時代」「街の灯」「モダン・タイムス」「独裁者」有名作多数。

「人生を恐れてはいけないよ。人生に必要なものは、
     勇気と想像力と、ほんのちょっぴりのお金なのさ」

嗚呼!人々に愛と勇気と笑いを与えつづけた素晴らしき巨匠。
実は、筋金入りのロリコン巨匠でもありました。

「女は12歳から15歳が最も美味しく、
  20歳を過ぎたら男を困らせるだけの存在になる」

巨匠のこの言葉が冗談でもなんでもないことは、結婚歴を垣間見ただけでも
一目瞭然。巨匠の結婚歴は4度ですが、そのうち3回が10代の少女との結婚です。
基本的にはどの結婚も永遠の愛を誓うための結婚というよりは、相手が若いので
強姦罪を逃れるための結婚だったようで、できちゃった結婚も多数。
避妊という言葉を知らぬ巨匠は子だくさん。11人の子供の父親になっています。
母の数は6人・・・。結婚は4回・・・。数字がおかしいですね。

いくらロリコンと言えども、相手は年をとるわけで、いつまでも10代の妻と
いうわけにはいかない・・はずなんですが、巨匠の場合は相手がもうすぐ成人
・・っていうところで離婚しちゃうんで、妻は常に10代なんです。
成人女性(と言っても22歳)と結婚も試みたこともありますが、3年で破局。
54歳の時にはまた18歳女子と結婚してます。しかしこれが4度目の正直となり、
この後は離婚知らず。しかし、妻に誠実であったかどうかといえばこれまた
別問題でして、何かといっちゃぁ問題を起こしたりもみ消したり・・・。

裁判沙汰も多数ありました。出会ったその日に関係しちゃった女優の卵に実子
判定の裁判を起こされたり、離婚訴訟のもつれから、日々の変態ぶりを暴露した
ポルノまがいの訴訟書を提出されてしまったり・・・。
ちなみにこの訴訟書のコピーは25セントで売られ数万部も出まわったようです。
記述の中には“いかに変態的にフェラチオを強要されたか”というくだりがあった
ようですが、当時“フェラチオ”という言葉は一般的ではなかったらしく、
その意味あいを調べるためにラテン語の辞書まで売り上げを伸ばしたというから
たいしたもんです。こんなところにフェラチオの語源があったのにもビックリですが
検事の質問を受け「今だって毎日一人や二人の女性の相手なら楽勝だ」と答える
55歳の巨匠にもビックリです。

最後に子宝に恵まれたのは73歳の時ですから、確かにその言葉も嘘ではないんで
しょうね。有言実行・・したのかどうかは分かりませんが、世界の喜劇王は
まさに男の中の男(?)なのでありました。


2002.11.27 「まぐまぐ」より発行


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■今日の余談─私の周りのダメ人間たち
└私の周りにはギャンブル愛好者が多い。
 仲間内であろうとも賭け事には余念がない。

 皆でボーリングに行く。週末のボーリング場というのは1時間待ちなど
 当たり前である。わきあいあいと待ち時間を過ごす中、ただ一人緊張の面持ちで
 一点を見据えていたAがつぶやく。
 「あの赤いTシャツの人がストライクを取ったら500円・・・。」
 それの言葉を受けBがつぶやく。
 「ダブルだったら1000円・・・。」
 ギャンブラーたるもの、待ち時間すら無駄にしない。常に戦いなのである。

 皆で飲みに行く。楽しい場にも必ず終わりはやってくる。
 伝票を引き取るのはじゃんけんで負けたものただ一人。戦いである。
 レジ前でじゃんけんを行うのが暗黙のルールだ。狭い店では他の客も息をのんで
 勝敗の行方を見守る。緊迫のじゃんけん大会。まさに戦いである。

 店を出れば、会計で痛い目を見た者がつぶやく。
 「100円じゃんけんしよう・・・。」
 皆でじゃんけんをし、勝利者に対して皆が100円を謙譲する。
 これを延々と繰り返すのだ。一時間ほど経過するととまた誰かがつぶやく。
 「1000円じゃんけんしよう・・・。」
 一時間ほど経過するとまた誰かがつぶやく。
 「5000円じゃんけんしよう・・・。」

 こうしてダメ人間たちの集いは夜更けまで続くのであった。
 


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