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アレン・ギンズバーグ(1926〜1997)
┗アメリカ、ニュージャージー州生まれ。
 詩人。ヒッピームーブメントの前身であるビートゼネレーションの発起人。
 「吠える」「ガナッシュ」などが有名。

高校教師兼、詩人の父と、精神病を患っている母。
母親は度々大きな発作を起こすため日常生活もままならないほどでしたが、
その存在は巨匠にとっての創作意欲の源にもなっていたようです。

ぬるいアメリカを批判し、ベトナム戦争に反対し、同性愛者迫害に反発し、
全ての偏見を皮肉り続けた巨匠。暴力的、攻撃的とも言える文体で、
それまでの品行方正なアメリカの文化を引っくり返した男・・・。

しかし、詩人は生まれた時から詩人であったわけではありません。
少なくともコロンビア大学に入学した時点では、父親の希望どおりに弁護士、
または大学教授になるつもりでいました。

しかし出会ってしまったのです。悪友たちと・・・。
後にビートニクを代表することになる彼らのおかげですっかり開眼した巨匠は
大学の寄宿寮の壁に過激な言葉を書きなぐって放校処分を受けたりしています。
結局は復学し後に大学院にも通っているのですが、それも3週間ぽっちのこと。
3週間も通えばもう十分分かった。とのことです。

大学時代から書き溜めていた詩作を公表しようと思ったきっかけは母の狂死と
精神科医の一言「自分自身になりなさい」でした。
自分になる=詩人になる。だと悟った巨匠は、ポエトリーリーディング
(詩の朗読会)で、「吠える」を発表。大変な反響を得て一躍時の人となり
アメリカやヨーロッパ各地を朗読して回ります。それが一段落すると今度は
南アフリカやインドを放浪。魂を求めて、というのは建前で、麻薬を求めて
というのが正解のようです。

そして時は過ぎ、時代はビートゼネレーションからヒッピーへ。
時代が移ってなおカリスマの地位を保ちつづけた巨匠。朗読会を行えば満員御礼。
私生活もかなり楽しんでいる様子で、30年来の恋人(男性)はいたものの
若い少年とのお楽しみも欠かさない毎日。結構いいお年になっても、色恋は盛ん
だったようで、晩年にもお熱〜いかんじの詩作を残しています。

数少ない“詩作で食える詩人”であった巨匠。年老いてなおビート詩人として
晩年を過ごした巨匠は70歳の時、ガンの悪化からこの世を去りました。

「66歳になってはじめて覚えた。自分の体を管理するということ。(中略)
 洗面台の横に一人座り、髪をとかす前の一瞬。まだ死体にはなっていないな
 と喜ぶ」

2003.06.18 「まぐまぐ」より発行

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ギンズバーグ詩集(単行本)
「吠える」「カディッシュ」その他の詩篇より。オイシイとこどりの一冊。
ヒッピー・ロック・・様々なムーブメントの原点がココに!



■今日の余談─私の周りのダメ人間たち

└完全に煙を絶つこと約2ヵ月。
 脱落、再開を繰り返していた禁煙だが、今回は思いのほか続いている。

 非喫煙者や禁煙成功者にとっては たかが2ヶ月かもしれないが、
 ヘビースモーカーにとっては誇らしい2ヶ月である。

 禁煙決意→1本だけと心に誓って喫煙→瞬く間にただの喫煙者に戻る。
 という経路を阿呆のように繰り返したことで、さすがの私もばかばかしく
 なり「1本だけ」を控えるようになった。控えてみればなんてことはない。

 最近では酒の席で他人の喫煙する姿をみようが、仕事でイライラしようが
 対して苦もなく吸わずにいられるようになった。

 だが、ここで問題が発生。
 禁煙と言っても私の場合、ニコチンは専用ガムで補給している。
 どうしても煙草が欲しくなった時に代用するためのガムである。

 禁煙当初はこれにかなり助けられた。そうこうしているうちに
 ガムそのものが美味しく感じられるようになり、今やすっかり中毒である。
 煙草を吸いたい欲求はほとんどなくなったが、ガムの方は欲する。
 徐々にガムの個数を減らしていくようにという使用法を全く無視して
 禁煙当初より倍の量に増えてしまった私。
 そして、酒の席でもついついこのニコチンガムを噛み続けてしまう私。

 この行動はまさしく・・・煙草を欲する行動とそっくりで困っている。

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ビートゼネレーションの御三家。ギンズバーグ、ケルアック、バロウズに
スポットをあてた記録映画。ジョン・タトゥーロがギンズバーグ役で出演。

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